一人であり続けることが、時間のスピードアップを結果的に導入したことになり、結果的にありえない勝利を得るかもしれない。
勝手に思っている。
今日思ったことは案外、いや、相当大きいかもしれない。
IT関連企業は、基本的に無知蒙昧の人々を相手にしているのではないかと思った。
で、僕の別なブログに書いたことを掲載
今は、本当に簡単なことが見えなくなっている。
今日、僕は30年あまり映画製作者であり続けてきて、映画館からテレビ、ビデオ、DVDときて、ネットテレビ、オンデマンドテレビ、動画共有サイトになって、これからどういう風に進歩していくのかなあと思った。
そして気づき、腹が立ってきた。
映画製作者からすると、テレビが、ビデオが、DVDが、CATVが、WOWOWが、スカパーが、オンデマンドテレビが、Gyaoが、YOUTubeが、Web2.0になろうが、映画の経済的価値は何にも上がっていないなということが・・・。
さっき、別のブログに下記のようなことを書いた。
昨日買った日系トレンディ11月号を読みながら、IT関連企業の活況は消費者とは関係ないところで、国盗り物語が行われているからではないかと思った。
以前にも似たようなことを書いたが、「放送と通信の融合」を呼びかけるオンデマンドTVもネットテレビ局も、決して自社ではコンテンツを作らない。
今では貸し館業者になった感のある映画製作会社も、大半を下請け会社に制作を発注しているテレビ局も、これまで自社でコンテンツを制作して消費者に提供してきた歴史があるが、IT関連企業は自社では作らない。
映像だけに限ったことではない。
CGM(消費者作成メディア)とかいって、あらゆるIT関連企業は自分で作ることをせず、より消費者を利用してコンテンツを作ろうとしている。
これは一体どういうことであるのか?
国盗り合戦が行われている、と考えるべきではないのか。
国境がない、ネット上という無法地帯で。
インターネットがWeb1.0からWeb2.0に移行していることはよく理解できるが、もしかしたら、それは消費者を囲い込みから放し飼いにするだけで、飼育方法を変化させているに過ぎないのではないか。
消費者から時間を掠め取り、お金を巻き上げ、能力までも吸い上げようとしているとしか思えないといったら言い過ぎだろうか。
僕は30年ほど映画製作に関わってきて、50歳を過ぎてはじめてパソコンを手に入れ、8年ほどインターネットのヘビーユーザーとしてネット社会の端っこにいる。
僕は、これからの未来を引き継ぐ若い世代がリードするインターネットに好意を持って付き合ってきたつもりだったが、今、無知でおろかであったのではないかと思っている。
こういうことで説明できるかもしれない。
地上波のテレビキー局が映画の放映権を買う場合は単位が1本数千万円で、ビデオで映画が販売されるときのMG(最低保障)も数千万円だったが、衛星放送や通信配信などが出現して単価は数百万円とか数十万円ということになり、インターネットTVやオンデマンドTVでは数万円とか最低保障なしとかになっている。
極端に言うと、IT関連企業は限りなくただに近い価格でコンテンツがほしいのである。
僕はIT関連企業の悪口を言っているのではない。
映画製作者として、こんなコンテンツアグリゲーターに擦り寄ったりしてはならないと、自分を戒めているのである。
余談だが、僕は渋谷や新宿の街角に兵士を見る。
ネクタイはしていたりしていなかったりするが、上下黒のスーツで身を固め、頭をポマードで逆毛だ立たせ、日焼けエステでこんがりと焼いた肌の若者を街角でよく見かける。
意識して、雑誌のグラビアにあるような格好でいるのを見て、現代の国盗り物語に登場する下級兵士ではないかと思ってしまうが、僕の思い過ごしだろうか?
格差社会は、勝ち組と負け組みとの間だけにあるのではなく、勝ち組の中にもっとはっきりとしてあり、抜きん出た一部のリーダーと数多くの交換可能なロボットのような兵士で構成されており、今はまだほかの深刻さに比べて表に出ていないだけなのではないかと思っている。
日焼けエステで、似非サーファーに成りすます若者は病的である。
よく見てほしい。
そんな若者が、街角にごろごろ見受けられる。
いや、そんな事実を知らないということが、病んでいるということかもしれない。
アグリゲーターかプロバイダーかは知らないけれど、ひもじそうに(本人たちはそうは思っていないが)コンテンツを恵んでもらうのではなくて、わくわくするような新しい世界を創出してほしいというのが、今日の僕の感想だ。
誰も、今が見えなくなっているのではないかと思うなら、自分が見えるようにするべきではないかと思った。
少し飲んで・・・。
風呂に入ってから、少し醒めたつもりでこの記事を書いている。
『Web進化論』の梅田望夫さんではないけれど、ブログを書き始めて約1年、やっと僕も成長し始めたのかもしれないと思った。
遅い、遅い・・・。
どう思います。
僕はこれから、10年以上前に作った映画を上映していくのです。
いい格好して、いい飯を食って、エステで日焼けして、ポマードで逆毛を立て、グラビアのポーズをまねして、結婚して、子供を作って、マイホームのローンを組んで、歳を経ていって・・・なんか、面白いですかね。
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